
どうも!そろです。
今回は現役フリーランスエンジニアである僕の経験からフリーランスのメリット・デメリットを解説しようと思います。
この記事を読むメリット
- フリーランスの働き方がわかる
- フリーランスのメリット・デメリットがわかる
実際、フリーランスとして働きたいと思っても正直不安があると思います。
順を追って、フリーランスについて紹介していきますのでご安心ください^^
この記事の対象読者
- 今の稼ぎに不安を感じている方
- フリーランスの働き方を知りたい方
- フリーランスに興味はあるが不安に感じている方
では、さっそく解説していこうと思います!
フリーランスの働き方
大きく分けて2つあります。
- 自分で営業をするやり方
- エージェント会社に紹介してもらうやり方
僕は現在後者で案件に携わっています。
自分で営業するやり方
自分でスキルを売り込んで案件を受注するやり方です。
正直こちらはあまりオススメしません。
フリーランスになりたての頃は契約のことや経済的な不安がつきまといます。
契約内容によっては、何か不具合が発生した場合損害賠償を請求されたり、瑕疵担保といって案件としての仕事は完了しているにも関わらず、無料で不具合の修正を求められたりします。
さらに請負契約となっている場合、受注した案件を納品して初めてお金が発生するため、開発が長引いてしまえば一銭も自分にお金が入ってくることなく開発業務を続けなければなりません。
これは精神的にかなりきついと思います。
最悪のケースでは、納品する前にそのプロジェクト自体がなくなってしまうなんてことも聞きます。
余程、経済的にも時間的にも余裕がある場合に試してみるのが良いかと思います。
具体的なやり方としては、クラウドソーシングを利用したり、ホームページやブログ、SNSなどから自分を売り込んで仕事を受注します。
受注するためには自分の実力を担保する必要があるので、多くの人は自分のスキルを展示するためにポートフォリオと呼ばれるものを作成し、差別化を図ります。
案件獲得のために100件、200件応募するのはザラみたいです。(僕はやっていないのであくまで聞いた話になります。)
エージェント会社に紹介してもらうやり方
僕がオススメするのはこちらのやり方です。
フリーランス向けに案件を紹介してくれる会社をエージェント会社と呼びます。
日本にも多くのエージェント会社が存在しており、代表的なところではこの辺りです。
- レバテック
- ギークス
- クラウドテック
このエージェント会社と契約を結び、自分のスキルとマッチした案件をどんどん紹介してもらいます。
営業をするのは、このエージェント会社の人たちなので自分で営業をかける必要もありません。
また、案件先と契約を結ぶのはエージェント会社になるため契約に関する心配をする必要がなくなります。
その代わりにエージェント会社は10% - 15%ほどのマージンを受け取るという仕組みです。
開発経験3年のJavaエンジニアだった僕は、ギークスというエージェントから当時で5,6個案件を紹介してもらえました。
働き方は多くの場合業務委託になります。
請負作業ではないため、毎月何時間働けばいくらといった形の時間契約になります。
大体が「140h - 180hで60万」とか「160h - 200hで70万」とかそんな感じです。
僕がオススメするのは、「140h ~ 180h」の時間幅です。
理由は、2月やゴールデンウィーク、お盆やシルバーウィーク、年末年始など休日が多い月になると
毎日8時間働いても、160hを下回ることになります。
160hを下回ると下回った分、給料から引かれることになるので(例:「1時間ごとに3000円」)
できるだけ下限の時間は下げておきたいところです。
逆に上限時間を上回った場合は、給料に追加でお金が入ってきますが(例:「1時間ごとに3000円」)
案件先企業からはいいように思われないので、指定された時間幅内に収まるように働くことをオススメします。
契約期間は大体が3ヶ月更新の契約となっており、案件先のプロジェクトが終わらない限りは契約延長の繰り返しになります。
余程のことがない限り、案件先企業から契約を切られることはないです。
ちなみに、契約が終わる1ヶ月前あたりになるとエージェント会社から新たに案件の紹介が始まりますので、案件がなくなってお金が入ってこないことはほとんどないです。
ですが、使える言語によってはそもそも案件数が少なかったりします。そうなると案件がなくなる危険が出てきますので、案件数の多い言語を習得しておきましょう!
僕が強くオススメする言語は、ダントツでJavaです。
なぜJavaがいいかの詳しい説明は、別の記事で解説したいと思います。
記事が出来次第、こちらにもリンクを貼るようにしておきます^^
フリーランスのメリット
フリーランスになるメリットはこんな感じです。
- 収入が上がる
- 経費が使える
- 働く場所が自由
- 時間を効率的に使える
- 仕事を選べる
- 有給休暇以上に休みを取れる
- 幅広いスキルを身につけられる
- ストレスフリー
収入が上がる
単純に収入は上がります。
開発経験を3年ほど積んでおくと月に60万は稼げると思います。
僕が実際このぐらいでした。
ちなみに大阪と東京では単価が変わってきて、大体「10万」ほど東京の方が高いイメージです。
今やリモートワークが当たり前になってきているので、関西からも関東の案件を獲得することも容易になってきているので、東京単価で案件を獲得できればフリーランス初任給が「70万」なんてことも夢ではありません。
収入が上がるとぶっちゃけ心の余裕が半端ないです。
僕は会社員時代、月に20万程度の手取りだったので毎月お金の工面にかなりストレスがかかっていました。友人に旅行を誘われたりしてもいけなかったり、奨学金の返済や家賃の支払いで毎日頭を悩ませていました。
フリーランスになった今では毎月お金の心配をする必要がなくなったので、僕にとってこのストレスからの解放はかなり大きいものでした。
経費が使える
これはかなりのメリットです。
PCを買い替えたり、マウスやキーボード、ディスプレイや参考書など業務に関わるものは全て経費で落とせます。
確定申告をするときに年間の売り上げから、これら経費分を差し引いて計上できるので節税につながります。
僕自身、この経費のおかげで新たにPCを買うハードルが下がり「50万」のMacBookProガチガチフルスペックを購入しました(笑)
デスク周りの備品の購入も行い、開発しやすい環境を整えられています。
フリーランスになる方はぜひ活用しましょう!
働く場所が自由
案件によって働く場所が変わるためずっと同じ場所で働くことが苦手な方にはメリットになります。
僕自身、2年も同じ現場にいると飽きてしまう性格なのでこれはメリットとして挙げさせていただきました。
ま、でも今やコロナの影響もあって在宅ワークの案件がかなり増えてきており、基本在宅ワークになってます。
会社員だと会社の方針で完全なフルリモートができないところもまだまだ多いですよね。
フリーランスだと完全フルリモートの案件が多くなっていますので、在宅ワークがしたい方にもメリットの1つになると思います。
時間を効率的に使える
フリーランスの案件の契約内容によっては、週3日契約のものや1時間いくらで契約するものも中にはあります。
そういった案件に携わることで、時間的な拘束がかなり緩くなるので自分の好きなことに割ける時間も必然的に増えます。
僕自身「1時間、4000円」の案件に携わっていた時期があります。
この契約内容だと正直いつ仕事をしても問題ないので、時間的な余裕も金銭的な余裕も両方手に入れられて、ストレスフリーライフを満喫できます。
週3日の案件はまだ関わったことがないのですが、近々やってみようかなと思っています^^
仕事を選べる
案件数の多い言語を習得している前提ではあるのですが、大体案件の紹介は少なくても3個はされると思います。
僕の場合は、Javaをやっていたので最初から5,6個の案件を紹介いただけたので
その中から自分がやりたいなと思うものを選ぶことができます。
自分の興味のある案件に携われるとスキルの伸びにも拍車がかかり良いことづくしです^^
逆にどれもやりたくない場合は、別の案件が出てくるまで自己研鑽に時間を使う方法だってあります。
フリーランスとして働き始めると、自然とお金が貯まってきます。
そうなってくると、半年ぐらい働かなくても余裕になってくるのでフリーランスの知人の中には
「次の案件を受ける前に半年間別のスキルを勉強する時間を作る」なんて人もいます。
「長めのスキルアップ時間を設ける→自分のスキルの幅が広がる→自分の興味のある案件を獲得」この好循環を回せるのもフリーランスの魅力の1つではないでしょうか。
有給休暇以上に休みを取れる
よくフリーランスのデメリットとして「有給休暇がない」と書かれることが多いのですが、これはメリットでしかないです。
フリーランスとして案件に携わるときは基本時間幅の業務委託だと説明しましたよね。
僕がオススメするのは「140h - 180h」の案件だと言いました。
ここで考えていただきたいので、単純計算で月に20日8時間労働しますよね。
20日 x 8時間で160時間です。
契約の下限である140時間まで20時間も余裕があることになります。
そうなんです。月に2.5日は休みをとっても収入に支障はきたさないんです。
稼働日が少ない「1月、2月、5月、8月、9月、12月」を除いたとしても「6ヶ月 x 2.5日」で年間15日は休みを取れることになります。
有給休暇って大体年に11とか12日とかですよね。
しかもその有給を完全消化できる人ってそこまでいないのが日本の会社です。
なので、「有給休暇がない」はむしろメリットでフリーランスの方が年間休日取得数は多くなります。
幅広いスキルを身につけられる
これもフリーランスになるデメリットとして「スキルが伸びなくなる」なんて書かれている記事をよく見かけます。
これ完全にウソです。
確かにフリーランスは「即戦力」が求められますが、案件に携わる中で他のスキルを身につけることはできます^^
僕自身、Javaしか実務経験はありませんでしたが、「php、React」といったスキルを案件の中で身につけることができています。
その結果、僕は今では「php、React」も実務レベルとして経歴に刻むことができるため
さらに案件獲得の幅が広がっています。
ストレスフリー
これは人によって何をストレスに感じているのか変わってくるので、僕がフリーランスになって感じた部分をお伝えしますね。
- 会社への通勤のストレスがなくなった
- やりたくない業務をしなくてよくなった
- 金銭的なストレスがなくなった
- 飲み会などのストレスがなくなった
- サービス残業のストレスがなくなった
このようなストレスから開放されました^^
会社への通勤のストレスがなくなった
毎朝満員電車の中、通勤するストレスからの解放はかなり大きかったです。
今やコロナの時代で、会社員でも通勤する回数が少なくなってきてると思うので人によってはこれは当てはまらないかもですね。
やりたくない業務をしなくてよくなった
会社員時代は、日報・月報の提出や給与アップのためのスキルチェック書の作成など、いわゆる会社の雑務ですね。こういったものをしなくてよくなったのも僕にとっては大きかったです。
金銭的なストレスがなくなった
重複してしまうのですが、会社員時代20万の給料でやりくりしていました。
家賃の支払いや奨学金返済、公共料金の支払いなどでいっぱいいっぱいで、友人からの誘いや旅行など自分のしたいことができずにいました。
フリーランスになってからは、会社員時代の3倍以上の収入になったので毎月がボーナスみたいな感覚です。
金銭的な余裕に加えて、休みたいときに休みを取れるので時間的な余裕も生まれ、今では、逆に僕の方から友人の方を誘うようになりました。
飲み会などのストレスがなくなった
僕自身、飲みに行くこと自体はきらいじゃないのですが、気分が乗らない時ってありませんか?
僕はありまして、そんな時に限って上司から飲みの誘いがあるんですよね。。。
友人ならまだしも上司なら断りづらく、なくなく付き合うみたいなことがありました。
フリーランスになってからはそんな付き合いも気にする必要がなくなり、自分の好きなタイミングで好きな人と飲みに行けるようになり、これも僕にとってはストレスの解消につながりました^^
サービス残業のストレスがなくなった
僕の会社ではサービス残業なるものがありました。
しかもそのほとんどが会社の雑務のためによるものでした。
会社員時代これが本当にストレスでした。
安い給料で残業代も出ないのに、会社のためにプライベートの時間も使わないといけないのは辛かったです。
フリーランスの場合は、残業をして稼働時間が月の勤務時間幅を超えた場合その分は給料として入ってきます。
例えば、「月に140時間〜180時間」の契約の場合、「180時間を超えると15分あたり3000円」みたいな感じです。
ただ、考え方によっては180時間を超えるまではサービス残業だと言えます。
しかし余程のことがない限りこの180時間ギリギリまで働くようなことはないです。
僕は今まででで2回だけ180時間を超えた経験がありますが、それ以外は常に「140時間ギリギリ」ラインで働いています。
加えてフリーランスになってからの残業は、開発業務に関することなので僕にとっては苦じゃいんですよね。
当時ストレスに感じていたのは、会社の雑務でのサービス残業だったのでこれから解放されたのは大きなメリットでした。
はい、こんな感じでフリーランスのメリットを上げていきましたが、いかがでしょうか。
フリーランスの魅力が伝わっていれば嬉しいです^^
しかし、実際問題メリットばかりではないのでデメリットの方も紹介させてください。
フリーランスのデメリット
フリーランスになることによって起こるデメリットをみていきたいと思います。
- 社会的信用がなくなる
- 収入が安定しない
- 健康保険や年金のリターンが減る
- 確定申告が必要になる
社会的信用がなくなる
このデメリットは僕にとってかなり衝撃でした。
フリーランスになってからクレジットカードを作る機会があったのですが、通りづらくなりました。
なんとか通ったものでもカードローンの上限金額10万円とかの最低ランクでした。
カードローンするつもりはないので別によかったんですが、目に見えて信頼がなくなったと衝撃を受けたのを覚えています。
また、家を借りる場合も僕名義では借りれなかったりと、社会的信用の大切さを痛感した瞬間でした。
こういったことから他の記事では「独立する前にローンは組んでおけ」みたいな文を見かけるのですが、ぶっちゃけオススメはしません。
フリーランスになってから本当にその働き方に向いているのかどうかは、正直人それぞれだし働いてみないとわからないと思います。その前から大きな買い物をするのは決して賢いやり方とは思えません。
最初の頃は、フリーランスとしての働き方に慣れるまで不安はあると思いますし、それを金銭的な心配をしながらするのは得策ではないです。
というのも実は、フリーランスになると住宅ローンや融資が完全に受けられなくなる訳ではありません。
フリーランスになってからでも2年間黒字経営ができていれば社会的信頼も上がってきます。
焦って買い物をしなくても、フリーランスとして地盤を固めてからでも遅くないと思います。
収入が安定しない
これは働き方の契約次第にはなると思います。
基本的にフリーランスは「月に140時間〜180時間で60万」といった時間幅契約になるので
正直収入は安定します。
ただ、中には「1時間3000円」といった時給契約もあり、
そういった場合は働いた時間による収入になるので不安定になります。
ま、でも基本時間幅契約なので収入が安定しないということはないため、デメリットとしてあげましたがそうでもないです。
健康保険や年金のリターンが減る
会社員時代と違い、フリーランスでは国民年金・国民健康保険になるため老後のリターンは会社員に比べると減ってしまいます。
これだけ見ると確かにデメリットにはなるのですが、今や老後2000万問題など騒がれており実質会社員でも老後に備えての資産形成が必要と言われています。
積立NISAやイデコ、確定拠出年金などを活用し老後に備えていれば何の問題もないです。
むしろ、会社員時代より投資に回せるお金が増える分、老後の資産形成が容易になるため
これもデメリットとして一概に言えるものではないというのが、僕の感想です。
確定申告が必要になる
これは会社員時代には気にしなくてよかった部分だと思います。
僕自身もフリーランスになって初めて確定申告と向き合いました。
やってみた感想としては、そこまでデメリットとして上げられないなーというのが正直な感想です。
確定申告を簡略化してくれる会計ソフトというのが色々存在しており、それらを使えば簡単に確定申告ができてしまいます。
僕自身、確定申告にかける時間はたったの3時間ぐらいです。「freee」という会計ソフトを使っていますので興味のある方は検索してみてください。
ちなみに、フリーランスの強みはその経済力なので税理士を雇って丸投げしている人もいます。
その方が確実だし、確定申告にかける負担は0ということになります。
僕の場合は、自分が何にどれだけお金を使ってるのか把握したいという思いと会計関連に強くなっておくと何かの役に立つかもしれないと思い、自分でしています^^
はい、以上がフリーランスになってみて思うデメリットでした。
ぶっちゃけそんなにデメリットはないです。
他に何か心配事などあれば、TwitterでDMください^^
まとめ
いかがでしたでしょうか。
意外とフリーランスへの参入障壁が下がったんではないでしょうか?
今回のメリットデメリットは僕自身の個人的な感想にはなりますが、会社員とフリーランスの両方を経験しているからこそ自信を持って紹介できる内容です。
[temp id=3]
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フリーランスエンジニアをしています。
メイン業務はWebアプリケーションの開発支援で、エンジニア歴は7年目になります。
フロントエンド・バックエンド・インフラなど、幅広く経験してます。
また、フリーランスとしての活動以外に
エンジニアの育成や独立支援なども行っています。
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